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山田美津子 絵本「ちいさいひなた」
¥1,540
縁側にできた小さな"ひなた"。 猫の背中にのっかったり、手のひらにつかまえようとしたり、つかまらなかったり、どこかにいったり、また見つかったり… 子どもと"ひなた"の満ちたりた時間を届けてくれる一冊。 なにげない暮らしをみつめる視線が絶妙な山田美津子さんならではの絵本です。ぜひです。 《出版社の紹介文》 ちいさい ひなた つかまえた。 あれ? つかまらない。 ひなた ひなた どこいった――。 ゆらゆら きらきら。光の差し込み具合で、時間の流れとともに現れては消える、小さな「ひなた」。さんかくになったり、猫の背中に乗っかったり……。ひなたの移ろいを子どもらしい視点でとらえた愛らしい絵本です。 ◎山田 美津子(やまだ みつこ) 滋賀県生まれ・滋賀県在住。イラストレーター・絵本作家。 絵本に『かぜ かぜ かぜ』(こぐま社)、『カーたろうとこけしっぺ』『ぼくんちのおふろ』『やまだめいたちのえにっき』(理論社)、育児エッセイまんがに『お母さん、だいじょうぶ?』(大和書房)、『かいじゅうのさんぽ』(URESICA)などがある。 その他、長年描き続けている「みつこ絵日記」をまとめた『よりぬきみつこ絵日記①、②』(URESICA)も。 Twitter:@yamadamitsuko Instagram:@yamada_mitsuko 〈新刊本〉 著者:山田美津子 / 発行:佼成出版社 / A4変・32ページ / 発売:2022.10.15 / ハードカバー / オールカラー ※みつこさん直筆サイン入り
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マメイケダ絵本「えきべんとふうけい」
¥1,540
おしょうゆさしのおさかなくんが、駅弁を買って電車に乗り込んでゆくひとにつられて、電車に乗った。ガタンゴトンガタンゴトンと電車にゆられ、風景を眺めていると、「ガサゴソ…パッチン!」。気になってそちらの方へ行ってみるとおいしそうな駅弁が!そしてまた風景、そしてまた「ガサゴソ…パッチン!」と駅弁。そうしてすすむ電車にゆられ、おさかなくんの旅はどこへ向かうのか… マメイケダさんの描く気持ちのいい風景と、たまらなくおいしそうなお弁当たち。電車の楽しみ満喫の絵本です。 マメイケダ氏サイン入り。 〈半月舎からのおまけ〉 マメイケダ個展「彦根の飲食店 かたよった彦根案内」(2018年 / The Good Luck Store・半月舎にて)のオリジナルグッズを1点お付けします。 ◎マメイケダ 主に画業。1992年島根県出雲生まれ大阪在住。2013年秋頃から絵を描き始める。ほどなくして、ダイナミックな筆致で描かれる食べ物と、濃密でありながらも開放感のある風景画で大きな注目を集めるようになる。作品集に『味がある。』(誠光社)『ふうけい』『ふうけい2』(共にiTohen press)がある。「幼稚園」(小学館 2019年4月号)で「おべんとうなにいれよう?」というあそび絵本を描く。2016年HBファイルコンペ仲條正義賞を受賞。書籍の装画などのイラストレーションや展覧会での発表などを中心に活動。装画を手がけた主な作品に『味なメニュー』(著・平松洋子 新潮社)『ウマし』(著・伊藤比呂美 中央公論新社)などがある。好きな食べ物は卵。 〈新刊本〉 著者:マメイケダ / 発行:あかね書房 / 217×261×10mm / 発売:2021.10.14 / ハードカバー / オールカラー
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苦労の節約
¥880
\ 半月舎員おすすめ!/ 「どこまでも楽に生きたい人に贈りたい。」 「節約の苦労」についての本ではありません、「苦労の節約」についての本です。 お金、病気、仕事、人間関係、死、という5つの「苦労のもと」について、やさしくときにユーモラスに、ときにスピリチュアルな視点もまじえて語り、1990年の初版発行以来、30年間読み継がれてきた「暮らしのバイブル」。 〈新刊本〉 著者:森本武 / 発行:NPO K's Point / A6版(105×148mm) / 208ページ / 発売:2017.12.8 第2版(1990/4/23 初版)/ ソフトカバー
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マメイケダ絵本「おなかがへった」
¥1,870
小学生の〈ぼく〉の、「おなかがへった」と「いただきます」。 いつもの眠たい朝ごはん、ハイキングとお弁当、学校の楽しみ給食、海の家のとうもろこし、おかあさんのお誕生日におとうさんとおねえちゃんがつくるすき焼きとケーキと… 食べ物を描いたらどれも絶品!の新鋭・マメイケダさんの初めての絵本。食べ物の絵だけでなく、そぼくにしてリアルな感触のある人物画、ダイナミックな風景画も堪能しつつ、見てるとやっぱり「おなかがへった!」と言いたくなる一冊。 〈半月舎からのおまけ〉 マメイケダ個展「彦根の飲食店 かたよった彦根案内」(2018年 / The Good Luck Store・半月舎にて)のオリジナルグッズを1点お付けします。 ◎マメイケダ 主に画業。1992年島根県出雲生まれ大阪在住。2013年秋頃から絵を描き始める。ほどなくして、ダイナミックな筆致で描かれる食べ物と、濃密でありながらも開放感のある風景画で大きな注目を集めるようになる。作品集に『味がある。』(誠光社)『ふうけい』『ふうけい2』(共にiTohen press)がある。「幼稚園」(小学館 2019年4月号)で「おべんとうなにいれよう?」というあそび絵本を描く。2016年HBファイルコンペ仲條正義賞を受賞。書籍の装画などのイラストレーションや展覧会での発表などを中心に活動。装画を手がけた主な作品に『味なメニュー』(著・平松洋子 新潮社)『ウマし』(著・伊藤比呂美 中央公論新社)などがある。好きな食べ物は卵。 〈新刊本〉 著者:マメイケダ / 発行:WAVE出版 / 305×218×12mm / 発売:2019.6.15 初版 / ハードカバー / オールカラー
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私の考える骨董
¥1,320
\ 舎員おすすめ! / 食べ物画で活躍されているマメイケダさんが、京都で骨董屋をされているTokimeki Antiquesさんの品ものを描いた個展が京都の書店・誠光社さんで開かれました。 本書はその展示が書籍化されたもの。 骨董なのかガラクタなのか、でもなんだか気になる…そんな品ものを手にした時のように、矯めつ眇めつ読むような、なんだか愛しい、とっても楽しい一冊です。 絵の横に書かれているのはマメさんが品ものを見て感じたこと。 後半にTokimeki antiques 岩橋さんの解説があります。 しかしどちらも「私の考える骨董」ということで、真実はよくわかりませんよね。でも、それがいわれのわからない古いものの楽しみなのかもしれず、巻末の「本当のことなどささいなものだ」という堀部さんの言葉が見事なサゲ。 ◎マメイケダ 画家・イラストレーター 1992年島根生まれ・大阪在住。 高卒後、惣菜・仕出しの会社を経て2013年秋ごろより独学で絵を描き始める。 食べたご飯の絵をよく描いている。 書籍の装画などのイラストレーションや展覧会での発表などを中心に活動。 作品集に「味がある。」(誠光社)、「ふうけい」「ふうけい2」(iTohen press) 著書に絵本「おなかがへった」(WAVE出版) 「ソフト帽で酒場へ〜スクリーンの中の奇妙な食景〜」(私版) 主な受賞にHBファイルコンペVol.26岡田高行特別、Vol.27仲條正義賞 好きな食べ物は卵。 ◎岩橋直哉 Tokimeki antiques 骨董屋 1967年大阪生まれ、京都在住。 蚤の市にて古今東西美醜巧拙正邪聖俗清濁真贋を超えて 「なんじゃこりゃー!」と驚愕を与えてくれるモノたちとの出会いに打ち震えるうち骨董屋となる。 これまでの展示に「神と人」(ギャラリーブリキ星)、「Beyond Live & Evil」(森岡書店)、「第三帝国のグラフィズム〜ヌード・人類・電撃戦」(誠光社)など。 〈半月舎からのおまけ〉 マメイケダ個展「彦根の飲食店 かたよった彦根案内」(2018年 / The Good Luck Store・半月舎にて)のオリジナルグッズを1点お付けします。 著者:マメイケダ&Tokimeki antiques / 編集:堀部篤史 / デザイン:仲村健太郎 / A6変型 / 64ページ / 発売:2020年5月1日初版 / ソフトカバー
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ソフト帽で酒場へ
¥1,210
京都の書店・誠光社の堀部篤史さん企画・編集、マメイケダさんのイラストで、映画から食にまつわるシーンと台詞を抜き出した一冊。 クレパスによる迫力ある食の絵が知られるマメイケダさんの、鉛筆画による描きこみが見応えあり。 あとがきは堀部篤史さん。 著者:マメイケダ / 編:堀部篤史 / デザイン:仲村健太郎 / A6変型 / 54ページ / 発売:2018年初版 / ソフトカバー
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二〇一二
¥2,530
\ 半月舎員おすすめ!/ 高円寺 円盤の店主・田口史人さんによる2012年前後の独白的一冊。 音楽をめぐる状況が激変した2000年代、そして起きた2011年震災後に円盤のウェブサイトで綴られた(そして消された)ブログ、2012年1年間に毎日綴り、ほとんど誰にも気付かれず発行されていたという日記など。 「この本を読んで、言いたいことのある人もたくさんいるでしょう。お互いを絶賛しあわないと「ディスった」とか言われるような世の中ですから、この程度の批判でも今ではタブーに近い感覚になってきていますし、それが決別に直結することもありそうです。しかし、賛辞を送りあわなければならない関係の脆さといったらないと思います。そもそも僕もあなたも下衆でしょうもないくだらない生き物である「人間」ですから、そのような賛辞に値する結果や行動など維持できるわけはないのです。それを維持しようと、お互いに裸の王様になりあっている状況の滑稽さと危険さから少しでも多くの人が逃れて、やっとこさのそこそこの人間であろうとしてくれることを希望しています。なんといってもそうでなければ、まさにそのくだらない僕自身がこの社会で生きていけないのですから。そうでなければ困るのです。」 本文ページはつるつるのコート紙の束で、質量的にもずっしり重い一冊。 〈新刊本〉 著者:田口史人 / 発行:円盤/リクロ舎 / 188×130mm / 346ページ / 発売:2016.2 初版 / ソフトカバー
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校長先生のはなし
¥1,870
かつて、学校の卒業記念レコードというものがあったのだそうです。 昭和の終わりに生まれた舎員にとってはそんなものがあったのか、ということだけでも驚きですが、昭和30年代後半以降、こうしたレコードは本当にたくさん発行されたそうです。 レコードにおさめられているのは、校歌、学園祭などの記録、そして、校長先生による卒業生へのはなむけの言葉。 本書は、昭和30年代から60年代までの校長先生のお話を年代順に並べたもの。 そこには、子どもたちを社会へ送りだす先生たちが伝えようとした「生きる心構え」と「気力」、そして「昭和のなんでもない暮らし」とその変化が浮かび上がります。 一話ずつ大切に読みたい一冊。 〈新刊本〉 発行:リクロ舎 / 122×186mm / 150ページ / 発売:2018.3 初版 / ソフトカバー / 函入り
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ミツザワ通信 増刊号
¥3,300
高円寺のCDレコード&moreのショップ「円盤」あらため「黒猫」の店主・田口さんが季節ごとにつくっていた雑誌のような福袋のようなものとしておなじみだった「ミツザワ通信」。 つねに「円盤」とその界隈の最新の感触が詰め込まれてわちゃわちゃ楽しい「ミツザワ通信」が、このコロナ騒動のなか大爆発! 膨大な参加者によるCD、文章、ポスター、俳句、漫画、新聞、シールなどなど詰めに詰め込んだ読み応え聞き応え見応えありすぎの一袋。 最後の「我々は前に進む / 高円寺円盤は二〇二〇年五月より / 店名を「黒猫」と改めます」の声明文がこの時代にかっこよすぎる。政治鬱に陥ってる場合じゃない!となんか訳がわからない元気が出てきました。 今まさに入手すべき!ぜひ。 〈参加者〉 碧衣スイミング(音)、粟生こずえ(文)、Aki Tsuyuko(音)、ASUNA(音)、アニュウリズム(漫画)、飯田華子(漫画)、犬風(音)、入船亭扇里(落語CD)、黄倉未来(音)、大城真(マスタリング)、大谷氏(音)、大橋裕之(漫画)、小川さくら(音)、小田晶房(文・印刷)、鹿子裕文(文)、北村早樹子(文)、喫茶アオツキ(文)、倉地久美夫(音・詩)、ケバブジョンソン(音)、ささやん(漫画)、佐藤幸雄(音・文)、島田潤一郎〈夏葉社〉(文)、jackmasterfurusato(音)、鈴木啓之(文)、zou(音)、台湾料理ごとう(文)、駄菓子屋よしぎの(絵・文)、タガヤス堂(文)、田口史人(企画・文)、タナカ(漫画)、珍庫唱片(文)、テニスコーツ(音)、はねぽん&ホジグリマン(音)、ハロー(企画内企画)、深浦亜希(表紙画)、福田教雄〈sweet dreams press〉(文)、ボギー(文)、穂高亜希子(写真)、mmm(音)、見汐麻衣(文)、ミズタニ〈MOLE FACTORY〉(文)、溝口徹〈横川シネマ〉(文)、三村京子(絵)、村岡充(音・デザイン)、村上巨樹(文)、持田明美(文)、安田謙一(文)、山ちゃん(音)、湯浅学(俳句)、ヨシノモモコ(文)
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青春を売った男達ー小椋佳と井上陽水の七〇年代ー
¥1,100
「青春とはなんだ!?」 日本アナログ・レコード史上売上ナンバーワンの井上陽水「氷の世界」と、同じスタッフによる史上4位の小椋佳「彷徨」を軸に、70年代のビッグセールスの裏に潜む群像劇をレコードから紐解く。 現在市場に中古レコードがあふれかえる小椋佳とは何者なのか? そして昭和における青春とは? 小椋佳、井上陽水、多賀英典、三人の男のレコ語り! (本書カバーより) 高円寺の(「円盤」改め)黒猫の店主・田口史人さんによる「円盤のレコブックseries」最新号(2020年5月現在)。 レコードがたくさん売れたということは、レコードを聴いた人がたくさんいたということ。 小椋佳・井上陽水と彼らを世に送り出したプロデューサー・多賀英典の仕事を中心に、当時どんなひとたちがレコードを聴いていたのか?を浮き彫りにし、もしかしたら現在は死語とも言えてしまいそうな「青春」という概念にまつわる、70年代独特の感情とその背景までもを紐解いていきます。 〈新刊本〉 著者:田口史人 / 発行:円盤 / A5判 / 63ページ / ソフトカバー
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きこうとうほく 山形編
¥800
\ 半月舎謹製 / この本、「きこうとうほく」は、実際に訪れた山形の「紀行」文を中心に、「寄稿」してもらったり、「聞こう」としてみたり、「気候」のちがいを調べたり、直感と五感をつかって集めた東北のありようを記しています。(「はじめに」より) 2011年、震災の年にオープンした半月舎。 被災した地に対して「『何かしなくては』と気負うよりも、まずは知ることからはじめてはどうでしょうか」という東北出身の舎主の案内で、ゆかいな仲間とともに東北へ向かいました。今回は、舎主の出身地である山形県です。 これは、わたしたちの見た東北。 〈新刊本〉 編集:きこうとうほく編集部 / 発行:半月出版舎 / B6版(128×182mm) / 48ページ / 発売:2013.4.28 初版 / ソフトカバー
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画家のむだ歩き
¥1,650
画家・牧野伊三夫のイラストと文章による旅にまつわるエッセイ。 〈新刊本〉 著:牧野伊三夫 / 発行:中央公論新社 / 192×132×20mm / 236ページ / 発売:2018.12.19 / ソフトカバー
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女と仕事
¥1,540
3/4くらいの身軽さ、ゆとり、余白のある生き方をさがす人ための〈シリーズ3/4〉第3弾! 仕事のあれこれをとりあげるリトルマガジン『仕事文脈』、 vol.3「女と仕事」特集号を中心に、女性の書き手の文章を再編集。仕事の奥にある、彼女たちの視線の記録です。 執筆者:雨宮まみ/石嶋未来/いのまたせいこ/植本一子/太田明日香/奥山晶子/近藤佑子/関根美有/惣田紗希/丹野未雪/チサ/トミヤマユキコ/中島とう子/haru./真魚八重子 ほか 〈新刊本〉 編:仕事文脈編集部 / 発行:タバブックス / 173×123×15mm / 181ページ / 発売:2020.2.26 / ソフトカバー
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山風にのって歌がきこえる -大槻三好と松枝のこと-
¥1,870
ともに1900年代初頭、現在の群馬県太田市に生まれ、1920年代から歌人として活動をしていた大槻三好と松枝。教員として同僚であり、歌人として師弟関係にあったふたりは惹かれあい、やがて縁談を経て結ばれます。 互いに惹かれていくこころ、教員としての生活、結婚を願い心中も思うような焦がれ、結婚のために仕事を辞する複雑さ、子を持つことへのよろこびとおそれ、そして思いもかけずふたりを分けた松枝の死… 口語短歌でつづられるふたりの日々と胸の内は、どれも率直でみずみずしく、読むものに素直に届きます。 惣田紗希さんのイラストと、ふたりの短歌がたわむれ合ってひびき合うような一冊。 「夢かしら いやそうぢやない こんなにも君にしっかり 抱かれてゐるんだ」 松枝 「やがて来るよろこびの日の そのためのしばしの別れを さびしがる君」 三好 〈新刊本〉 著者:惣田紗希 / 発行:タバブックス / 121×176mm / 168ページ / 発売:2019.10 / ハードカバー
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彼女の体とその他の断片
¥2,640
1986年フィラデルフィア生まれ、"いま"の性と文学を生きる気鋭の作家カルメン・マリア・チャドのデビュー作! 以下はホームページより。 「身体」を書き換える新しい文学、クィアでストレンジな女たちの物語 首にリボンを巻いている妻の秘密、 過去のセックスをリスト化して迎える終末、 食べられない手術を受けた私の体、 消えゆく女たちが憑く先は……全8編収録。 全米批評家協会賞、シャーリイ・ジャクスン賞、ラムダ賞(レズビアン文学部門)他多数受賞、ニューヨーク・タイムズ「21世紀の小説と読み方を変える、女性作家の15作」に選出された、いまもっとも注目を浴びる作家の初短編・初邦訳! 「マチャドの言葉は、女たちの記憶と飢え、そして欲望に、ありのままのかたちを与えた」カレン・ラッセル 「消えゆく女たちと世界の終わり、すべてを手に入れてもなお多くを求める男たちの物語が、飽くなき想像力とたぐいまれな声によって美しく束ねられている」ロクサーヌ・ゲイ 〈新刊本〉 著者:カルメン・マリア・チャド / 訳:小澤英実・小澤身和子・岸本佐知子・松田青子 / 発行:etc.books / 130×189×28mm / 360ページ / 発売:2020.3.10 / 本文モノクロ
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ある協会 ヴァージニア・ウルフ
¥1,100
フェミニズムにまつわる"いま"を届けてくれる出版社・etc booksさんの短篇読み切りの小冊子シリーズ、第一弾。etc. booksさんの本は、手に取るよろこびときめきを感じさせてくれるものばかり、おすすめです! 「ヴァージニア・ウルフがまだデビューしたての頃に発表した知られざる傑作を、初邦訳でお届けします! 若い女性たちがいつものようにサロンに集っていたある日、ふと疑問を抱きます。ねえ、男の人たちって本当に私たちより優れているの? 私たちって本当に男性よりも劣っているの? と。そこで彼女たちは「協会」を結成、文学界、法曹界などなどの男性社会に潜り込んで、5年後に報告し合うことになり……という、血湧き肉躍るフェミニスト冒険譚。片山亜紀さんによる充実の解説も付いています。 ちなみに、本作を男性評論家に酷評されたウルフは、このような直接的な手法でフェミニズム小説を書くことはありませんでした。以降の文学的な評価は、皆さんご存じの通り。そういった意味でもとてもレアで、熱い思いの込められたウルフ作品です。」(ホームページより) 〈新刊本〉 著者:ヴァージニア・ウルフ / 訳:片山亜紀 / 発行:etc.books / 128×188×5mm / 47ページ / 発売:2019.11.20 / 本文モノクロ
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私による私のための身体(エトセトラvol.3)
¥1,430
毎号違う編集長がいま一番伝えたいテーマを特集するフェミマガジン「エトセトラ」第3号。 今回の編集長は、美容ライターとして活躍する長田杏奈。 特集テーマは、ずばり「身体」。 "わたしの身体"について1334人がこたえたアンケートをはじめ、ヌード写真家や産婦人科医などへのインタビュー、作家による寄稿、対談などなど。 ウーマンリブの時代に叫ばれた"My Body My Choice"の、日本における現在進行形「不要不急ではない私たちの身体」を多角的に見つめます。 ◎長田杏奈(おさだ・あんな) 1977年神奈川県生まれ。ライター。女性誌やWEBで美容の記事やインタビューを手がける。2019年フェミニズム視点で、多様な美しさを提案した初の著書『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)が話題となり、版を重ねている。「儚さと祝福」をコンセプトに、生花を使ったアクセサリーを製作する「花鳥風月lab」の活動も行う。近刊に『あなたは美しい。その証拠を今からぼくたちが見せよう。』(大和書房)。 〈新刊本〉 責任編集:長田杏奈 / 発行:etc.books / 148×210×9mm / 132ページ / 発売:2020.5.18 / 本文モノクロ(カラー口絵4ページ)
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We♡LOVE 田嶋陽子!(エトセトラvol.2)
¥1,320
毎号違う編集長がいま一番伝えたいテーマを特集するフェミマガジン「エトセトラ」第2号。 今回の編集長は、現代のフェミ作家・山内マリコ&柚木麻子。 特集テーマは、「We♡LOVE 田嶋陽子!」。 長年「テレビでおじさんとケンカしてるフェミニスト」と曲解されてきた田嶋陽子について、 「英文学を出発点に、自身の体験を徹底的に見つめ、分析することで女性差別の構造を暴き出した彼女は、フェミニズムの視点から文学や映画を評論するというエッジーな仕事をしつつ、テレビという恐ろしい敵地に丸腰で挑み、世間から誹謗中傷されながらも打席に立ちつづけた。今も立ってる。 こんなめちゃくちゃカッコいい最強のフェミ・アイコンが誤解されたままだなんて、間違ってるし、悲しすぎる」(山内マリコによる「はじめに」より) と、彼女を正しく評価し救おう、そのことが日本中の女性を救うことになるはず!という愛と熱に満ちた特集。 ◎山内マリコ(やまうち・まりこ) 1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2008年「16歳はセックスの齢」で「女による女のためのR‐18文学賞読者賞」を受賞。2012年、同作を含む初の単行本『ここは退屈迎えに来て』を刊行、地方に生きる若い女性のリアルを描いた。小説『アズミ・ハルコは行方不明』『かわいい結婚』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』、エッセイ『皿洗いするの、どっち?目指せ、家庭内男女平等』、短篇&エッセイ『あたしたちよくやってる』など著書多数。 ◎柚木麻子(ゆずき・あさこ) 1981年東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞、同作を含む連作短篇集『終点のあの子』でデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を数多く発表。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生直木賞も受賞した。他の著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』『デートクレンジング』『マジカルグランマ』など多数。 〈新刊本〉 責任編集:山内マリコ・柚木麻子 / 発行:etc.books / 148×210×8mm / 114ページ / 発売:2019.11.7 / 本文モノクロ
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コンビニからエロ本がなくなる日(エトセトラvol.1)
¥1,100
毎号違う編集長がいま一番伝えたいテーマを特集するフェミマガジン「エトセトラ」創刊号。 今回の編集長は、2012年に発行の「母がしんどい」(KADOKAWA/中経出版)がベストセラーになった漫画家、ライターの田房永子さん。 テーマは、2019年夏にコンビニの店頭から撤去されることが決定した「エロ本」。 老若男女の生活に欠かせない存在であるコンビニに、エロ本があったということ、そして撤去されたということにまつわる、エッセイ・投稿・レポートなどなど。 コンビニの店頭からエロ本がなくなったとしても、「あった」ということをさまざまな視点から記録しようという気概の特集です。 ◎田房永子 1978年東京都生まれ。漫画家、ライター。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2005年より男性向けエロ本、実話系雑誌、スポーツ新聞の風俗欄で連載を持つ。10年より「ラブピースクラブ」などの女性向けWEBサイトで連載を持ち、完全に意識がフェミニズムへシフトする。母からの過干渉の苦しみと葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を12年に刊行、ベストセラーに。他の著書に、男性中心社会における女性の苦しみにピントを当てた『ママだって、人間』(河出書房新社)、『他人のセックスを見ながら考えた』(ちくま文庫)など多数。 〈新刊本〉 責任編集:田房永子 / 発行:etc.books / 148×210×7mm / 96ページ / 発売:2019.5.15 / 本文モノクロ
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フラワーデモを記録する
¥1,320
「花を持って集まりましょう」 あの晩、日本の#MeeTooが大きく動いた。(本書裏表紙より) 2019年3月、福岡地裁久留米支部で準強姦事件に対し無罪判決が下された。 同意なき性行為とその判決に対する抗議が広がったのをきっかけに始まった「フラワーデモ」。 多くの女性が「MeeToo」と声をあげ、1年間で47すべての都道府県から声が上がったフラワーデモ、2020年3月までの記録です。 ◎フラワーデモ 2019年4月に東京・大阪ではじまった、花を手に集まり性暴力に抗議する運動。毎月11日に開催されるこのデモは全国に広がり、1年間で47都道府県から声があがり、のべ1万人超が参加した。参加者が自らの性被害を訴えるスピーチが多発し、これまで日本社会が耳をふさいできた性暴力の実態が明らかになった。 〈新刊本〉 編者:フラワーデモ / 発行:etc.books / 128×188×5mm / 112ページ / 発売:2020.4.11 / 本文モノクロ
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痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学
¥2,640
きわめて身近な犯罪であり、多くの女性が被害に遭っていながら、研究対象となることは従来あまりなかった「痴漢」。 メディアでは「痴漢被害をいかに防ぐか」、「いかに冤罪に巻き込まれないか」といったことが語られてきましたが、実際の現場で何が起き、それが関係者のなかでどう語られてきたかという前提の共有なくして対策は講じられないでしょう。 「痴漢」にまつわる、現在までの社会の意識を読みとく一冊。 以下はetc.booksホームページより。 なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みといていく、これまでなかった「痴漢」研究の書。 前提を共有し、解決策を考えていくために必読の一冊。 痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc. ◎牧野雅子 1967年、富山県生まれ。龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員。警察官として勤めたのち、 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。 専門は、社会学、ジェンダー研究。 著書に、『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)、 『生と死のケアを考える』(共著、法蔵館)がある。 〈新刊本〉 作者:牧野雅子 / 発行:etc.books / 130×188×19mm / 256ページ / 発売:2019.11.7 / 本文モノクロ
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てんまると家族絵日記①
¥1,100
SOLD OUT
絵描き・イシグロアヤコ(石黒亜矢子)さんの、飼い猫てんまると家族のにぎやかな日常を綴ったマンガ、第1巻。 冒頭から、お腹を抱えて笑えます。 本書はtwitterで不定期掲載した絵日記をよりぬき編集したものです。 「犬や猫を新しく家族に迎えたいと思ったとき、お金で買うというのではなく、飼い主のいない動物をもらい受ける、ということが当たり前の世の中になってほしい」という考えに賛同し、売上の一部(200円*)を動物保護活動のための寄付金とさせていただきます。寄付先など詳細はWEBサイトにて随時ご報告いたします。 下記WEBサイトにて寄付先などの詳細をご報告いたします。 www.bikke.jp/pet-ikumae 〈新刊本〉 著者:イシグロアヤコ(石黒亜矢子) / 発行:URESICA / A5版(148×105mm) / 発売:2016.8.18 第3版(2014.9.25初版) / ソフトカバー / 本文モノクロ / 表紙本文ともに再生紙を使用
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てんまると家族絵日記②
¥1,100
SOLD OUT
絵描き・イシグロアヤコ(石黒亜矢子)さんの、飼い猫てんまると家族のにぎやかな日常を綴ったマンガ、第2巻。 後輩猫・とんいちが登場!にぎやかな日常がもっとにぎやかに。 本書はtwitterで不定期掲載した絵日記をよりぬき編集したものです。 「犬や猫を新しく家族に迎えたいと思ったとき、お金で買うというのではなく、飼い主のいない動物をもらい受ける、ということが当たり前の世の中になってほしい」という考えに賛同し、売上の一部(200円*)を動物保護活動のための寄付金とさせていただきます。寄付先など詳細はWEBサイトにて随時ご報告いたします。 下記WEBサイトにて寄付先などの詳細をご報告いたします。 www.bikke.jp/pet-ikumae 〈新刊本〉 著者:イシグロアヤコ(石黒亜矢子) / 発行:URESICA / A5版(148×105mm) / 発売:2016.8.18 第2版(2015.2.22初版) / ソフトカバー / 本文モノクロ / 表紙本文ともに再生紙を使用
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てんまると家族絵日記③
¥1,100
絵描き・イシグロアヤコ(石黒亜矢子)さんの、飼い猫てんまると家族のにぎやかな日常を綴ったマンガ、第3巻。 電車や人前で気安く読まないようにご注意ください!(絶対に笑ってしまうので) 本書はtwitterで不定期掲載した絵日記をよりぬき編集したものです。 「犬や猫を新しく家族に迎えたいと思ったとき、お金で買うというのではなく、飼い主のいない動物をもらい受ける、ということが当たり前の世の中になってほしい」という考えに賛同し、売上の一部(200円*)を動物保護活動のための寄付金とさせていただきます。寄付先など詳細はWEBサイトにて随時ご報告いたします。 下記WEBサイトにて寄付先などの詳細をご報告いたします。 www.bikke.jp/pet-ikumae 〈新刊本〉 著者:イシグロアヤコ(石黒亜矢子) / 発行:URESICA / A5版(148×105mm) / 発売:2015.9.10 初版 / ソフトカバー / 本文モノクロ / 表紙本文ともに再生紙を使用