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京都・六曜社三代記 喫茶の一族

¥1,760 税込

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京都の老舗喫茶店「六曜社」の創業から現在までを、創業者・奥野實の妻である八重子、三男でシンガソングライターとしても知られる修、修の息子・薫平の三代へのインタビューを中心に綴った三代記。戦後のコーヒー・喫茶店文化の最先端をにない、現在に至るまで名店として支持される店のあり方とその歴史が、当時の時代背景からサービスの方針、経営の内実、家族間の葛藤にいたるまで、かなりあけすけに書かれています。
興味深いのは奥野家の絶対的存在だったという創業者の實氏で、寡黙で凝り性、しかし時代や流行にも対応する機敏さ、経済的感覚のよさもある不思議な人物。このひとを中心に一家総出で店を切り盛りし、やがて成長した息子たちがそれぞれ店に立つようになり、さらに孫の代へと繋がっていく店の物語。まさにたゆたえども沈まず…。
六曜社のような店が戦後に立ち上がり、良い波も悪い波も超えて変わらぬ佇まいで店を続けられているという奇跡のような事実に学ぶことはとても多いと思いました。

〈新刊本〉
発行:京阪神エルマガジン社 / 四六判変型・210ページ / 発売:2020.8.31 / ソフトカバー

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