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YukoNexus6「パンダ絵日記」
¥2,750
\ 半月舎謹製 / 半月舎の出版レーベル「半月出版舎」じつに12年ぶりの本がついに完成! 半月舎の"顧問"でもあるアーティスト・主婦のYukoNexus6さんが彦根で暮らした日々を綴った「パンダ絵日記」です。 日々の家事、お出かけ、TV視聴、はたまた躁うつや乳がんとの闘い…… 中年女性の日常がパンダの姿を借りて淡々とカレンダーに描かれた日記。 10年間分、564ページという分厚い一冊、英訳付きでお送りします! あとがきは著者同居人・細馬宏通。 日記の合間にならぶ9人アーティストによる作品もみどころ! 〈参加アーティスト〉 工藤夏海/なおねこ/佐々木未来/山田美津子/ぷり a.k.a. 星葡萄/マメイケダ/河上隆昭/Buffalomckee/上川七菜 ※この商品は2025年3月1日発売となります。 商品の発送は3月1日以降となりますので、ご了承ください。 〈著者〉 Yuko Nexus6(ゆうこ・ねくさすしっくす) 1964年大阪生れ。90年代半ばからパソコンを使った即興演奏活動を始める。翔泳社から出版したMacintoshを使った音あそびのレシピ本「サイバー・キッチン・ミュージック」が隠れたベストセラーに。2003年、Ars Electronica(オーストリア・リンツ)にて内田百閒の朗読を扱ったCDがhonorary mentionを受賞。 2002年頃から双極症の躁うつ症状に苦しむようになる。2013年、乳がんが発覚。治療と手術の過程と、患者としての日常生活を記録したビジュアル闘病記「#tbk_yuko」を執筆、発行する。 2019年まで住んでいた滋賀県彦根市での日常約10年分をカレンダーに描きこんだ「パンダ絵日記」を、このたび半月出版舎よりリリース。現在は東京在住でコーヒー焙煎所のB型作業所に通う日々。 - - - 〈新刊本〉 著者:Yuko Nexus6 / デザイン:UMLAUTONE / 発行:半月出版舎 / 発売:2025年3月1日 / サイズ:210×148×27mm(A5横) / 仕様:ソフトカバー、筒函付き / 564ページ
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オクノ修「オクノ修70歳、拾得ライブ」〈12inch LP〉
¥4,400
京都の老舗喫茶店「六曜社」のマスターとしても知らせるオクノ修が、2023年3月15日に京都の老舗ライブハウス拾得50周年に演奏したライブを円盤がアナログ化。 気持ちの入った密度の高い演奏に圧倒されます。 ジャケットはアメリカの名フォークレーベル、FOLKWAYSのスタイルを踏襲したハンドメイドスタイルです。 ライナーには拾得オーナー・テリーさんとの対談、当日のライブ現場にもいたシンガーである豊田道倫、同じくシンガーの今成哲夫各氏の文章を掲載。録音・リマスターは宇波拓。 〈収録曲〉 sideA 北風/3マイル/サヨナラ・ハッピネス/くれてゆく街角で/さよならをした夜/第5氷河期/追放の歌 sideB 川の流れに沿って/電車が出て行く/唄う人/日々の泡/木漏れ日 新作レコード (P)(C) 2025 ENBAN 12EB-132
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松野泉「あそぼ」〈12inch LP〉
¥4,400
京都在住のシンガーソングライター松野泉さんの、2023年に100枚限定のアナログ・レコードのみで発表されたアルバム「あそぼ」。CD「星屑の国」を知ってからずっと待望していたアルバム作品でしたが、たった100枚のプレスということで、すぐに売り切れてしまい残念でした。 売り切れ後も何度かお問い合わせいただいたレコードでしたが、2025年2月、円盤より再発売されました! 物語のような詩世界、シンプルで緻密な演奏、レコードでじっくり向き合って聴いてこそその価値が真に発揮される、すばらしい作品だと思います。 ライナーとして音楽評論家・湯浅学さんとの対談も加わり、ジャケットも今回の再発に合わせて若干変更されています。 〈曲目〉 side A あそぼ/白線/面倒くさいやつ/ポーポー/UFO side B 台所怖い/遺影/かさぶた食う子と無口な原田さん/奈落 新作レコード (P) 2025 ENBAN 12EB-133 / (C) 2023 Kiki & Min
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福井ミカ 「ラブ&キッス英国」
¥4,000
サディスティック・ミカ・バンドのボーカル、福井ミカの著作。 ミカバンドのリーダー加藤和彦との別れ、その後バンドのプロデューサーだったクリス・トーマスとの出会い、渡英してからの暮らしと壮絶な別れまでも赤裸々に書かれていますが、この本の主軸は、クリスの母ミセス・トーマスに教えてもらったことを中心に、イギリスでの暮らしから学んだこと。そしてその後の「レディ・シェフ・ミカ」としての活動に繋がるフランス料理学校での体験。常に自分に正直に、前向きに自立して生きていくミカさんの生き方がすがすがしい1冊。ミセス・トーマスから習った料理を基本にした21のレサピ付き。 〈古本〉 状態:可 本体わずかに水ぬれ(通読には問題ありません)、帯付 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 1996年/講談社 横135×縦195×厚25mm 帯コメントは高橋幸宏
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ウィリアム・H・ユーカーズ 「オール・アバウト・コーヒー コーヒー文化の集大成」
¥10,000
コーヒーに関する歴史、技術、学術、商取引、社会、芸術の6項目を立てて詳述し、類語集、年表、コーヒー辞典などを加えてあらゆる分野を網羅した、空前絶後の大著。 著者は業界専門誌「ティーアンドコーヒー・トレードジャーナル」初代編集長で、1922年の初版まで10年以上を費やして調査・資料収集・執筆し、さらに第2版を発行するにあたって18ヶ月もの改訂作業を行ったというのでもはやライフワークというべき労作。 基本的な文章は読みやすいので、コーヒーに携わる人はもちろん、すべてのコーヒー・ファンにおすすめできる一冊です。 〈古本〉 状態:良 経年並、函つき ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 著者:ウィリアム・H・ユーカーズ UCC上島珈琲株式会社監訳 1995年 / TBSブリタニカ 202×267×65mm
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小野高裕・西村美香・明尾圭造 「モダニズム出版社の光芒 プラトン社の1920年代」
¥4,000
1920年代、「クラブ洗粉」を大ヒットさせた中山太陽堂がつくった出版社「プラトン社」は、「女性」「苦楽」「映画・演劇」といった雑誌を発行していました。そのデザインは瀟洒で美しく、印刷や紙も贅沢なもので、明らかに他とは一線を画した存在でしたが、6年ほどで出版社は消滅。プラトン社の軌跡と、デザイン的の検証、そして編集者であった松坂青渓の足跡を詳細に追った1冊です。 〈古本〉 状態:可 背表紙褪色、帯付き、絶版 見返しに著者のひとり・西村美香の署名入り ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 2000年1刷/淡交社 155×215×22mm
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大橋力 「音と文明 音の環境学ことはじめ」
¥8,000
「芸能山城組」の主宰者として知られる山城祥二こと大橋力の、研究者としての渾身の一冊。 脳科学、音響工学的などの最新科学をもとに現在の音環境を検証し論考を展開する、600ページを超える大著。 〈古本〉 状態:可 背表紙褪色、そのほか経年劣化(並)あるものの目立った傷みなし 絶版 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 2003年1刷、2007年3刷/岩波書店 135×195×35mm
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秋山孝 「Chinese Posters」
¥2,500
中国のポスターといえば赤!そして毛沢東。 ポスターを中心にイラストレーター/デザイナーとして活躍した秋山孝が中華人民共和国(1949〜)のポスターを年代ごとに追い、激動の現代中国史を浮かび上がらせます。フルカラー約200頁。 〈古本〉 状態:良 経年並、目立った傷みなし ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 2008年/朝日新聞社) 135×195×21mm
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行脚飴 アソート
¥660
〈歩いて、歩いたら行脚飴〉 2022年春に弊舎で開催したマメイケダさんの個展「彦根行脚」に合わせ、飴をつくりました。 「歩いて、歩いたら行脚飴」というわけで、歩きまわっての途中でぽいと口に入れるとじんわりおいしい。旅のポケットに入っていると心づよい。そんな行脚飴です。 味は黄金糖のようにシンプルな「プレーン」、梅肉がおいしい「梅」、シュワシュワした食感が楽しい「泡」の3つ。アソートでは3つの味が2つずつ入っています。 唐草模様の包み紙が入っていたら"アタリ"です!6枚集めて半月舎にご持参いただくとなにかがもらえる…かもしれません。 飴の製造は彦根のお隣・多賀町にある人気の洋菓子屋「violet(ビヲレ)」さん。デザインは、村上製本の村上亜沙美さん。ラベル・包み紙ともイラストはもちろんマメイケダさん。 とてもおいしくかわいい、自信をもっておすすめできる飴となりました。どうぞよろしくお願いします。 〈行脚飴 アソート〉 イラスト:マメイケダ / 製造:violet / デザイン:村上亜沙美 / 販売:半月舎 / 内容量:6個 原材料:プレーン…砂糖(国内製造)/ 梅…砂糖(国内製造)、梅、漬け原材料(ブドウ糖果糖液糖、食塩)、酸味料、ソルビトール、調味料(アミノ酸)、甘味料(甘草) / 泡…グラニュー糖、水あめ、重曹、クエン酸、香料
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喫茶スイス 1972-2022
¥3,520
唯一無二の味と空間、そして驚異の価格もあいまって多くの人に愛され、2022年に惜しまれながら閉店した彦根の名店「喫茶スイス」の本が発行されました。今は建物もなくなりもはや幻となった「スイス」の面影を惜しむような一冊です。 気鋭の写真家・金川晋吾さんによる建物解体前の写真、50年間「スイス」を営んだマスターご夫妻へのインタビュー、それぞれの距離感で語られるいくつかのエッセイ、建物の図面、画家・マメイケダ氏による傑作ハンバーグ画。 各テーブルにあったメニュー表がそのまま乗っているページなど、「スイス」を懐かしむものには悶絶のページ多数で、特にマスターご夫妻へのインタビューではおいしさや低価格の秘密、店頭ではあまりもの語らぬ印象だったおふたりの人柄が感じられ、あらためていい店だったなあと実感させてくれます。 スイスを知るひとにはもちろん、知らないひと、古い店を愛するひと、よい店とは何か考え続けるひと、たくさんのひとに届いてほしい本。 発行元の「あしがる出版」さんはこの本のために立ち上げされました。 つくり手の「スイス」への思いあふれる、上製本の美しい本です。 - - - 01.はじめに 「私のスイス」川井 操 02.写真 金川 晋吾 0.3インタビュー 伊藤共栄,好子 聞き手:川井 操 04.エッセイ そこの味 細馬 宏通(人間行動学者/早稲田大学 教授) スイスの思い出 辻 琢磨(建築家) そこにしかない『何か』をまとった、匂い立つような空間 松山 孝法(渋家18 代代表) わたしたちが「スイス」を特別な店だと思っていなかった頃 御子柴 泰子(半月舎店主) - - - 編著:川井 操 / 写真:金川晋吾 / デザイン:美和 絵里奈 / 発行:あしがる出版 / 発売:2024年7月 / サイズ:B5判 / 仕様:上製本 / 108ページ(カラー84ページ,白黒24ページ)
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マルーチャ/みーこ「ぱんとカマキリ 人生はきれいです」
¥700
日本で罪を犯した外国人の人権を擁護する活動を通して「みーこ」が出会ったイラン人「マルーチャ」。 イランイラク戦争を経て仕事を求めてやってきた日本での、不法滞在者としての過酷な暮らし、その果ての犯罪で捕まったあとも警察や拘置所で不当な扱いを受け、人として生きる道を閉ざされてきたマルーチャが、やがて心を開き、部屋に迷い込んだカマキリをいつくしみ、みーこにパンの作り方を教えるようになる。アクリル板越しにマルーチャと面会を繰り返したみーこの文章と、みーこに送られたマルーチャの手紙で綴られるふたりの交流の記録ですが、そのなかには、戦争の悲惨さ、ひとりの人として尊重されない苦しみ、それらはわたしたちにとっても遠くにあるものではないこと、そしてそのようななかでも「頭を使えば人生は楽しくなる」と生きようとするたくましさ、あらゆるものが詰まっています。そしてそれは、マルーチャが全世界に向けてではなく、ただひとり親しくなった日本人みーこに向けて伝えた言葉だからこそ胸を打つのだと思います。 イランイラク戦争や入管法などについて何も知らないと実感することはもちろんですが、わたしたちはつねに何かに対して無知で生きていると自覚させられます。そして、「しょせんこんな世の中だ」と諦めて停滞してはいなかったかと、目が覚まされるような一冊。 〈新刊本〉 発行:ぱんだ企画 / A5版 / 発売:2023年 / ソフトカバー
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高畑勲 「漫画映画(アニメーション)の志 『やぶにらみの暴君』と『王と鳥』」
¥4,500
「ゲド戦記」が公開された2006年夏、スタジオジブリはもう一本の映画を上映していました。それが、ドイツ占領下から復帰直後のフランスで制作され、52年に「やぶにらみの暴君」として発表されたのち、紆余曲折を経て79年に完成・発表されたアニメーション映画「王と鳥」です。 「やぶにらみの暴君」は費用と年月があまりに膨大にかかってしまったため制作者の意図に反して公開されてしまいましたが、世界中のアニメ制作者に影響を与え、スタジオジブリの高畑勲もその一人でした。「これを見なければ、漫画映画の道に進むことはなかった」と語る高畑が追う、作品制作をめぐる壮大なドラマ。 〈古本〉 状態:良 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 2007年初版/岩波書店 目立った傷みありません、絶版、帯付
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ハンス・コパー展 20世紀の陶芸の革新
¥7,000
バーナード・リーチ(1887-1979)、ルーシー・リー(1902-1995)と並ぶ20世紀イギリス陶芸界の巨匠ハンス・コパー(1920-1981)。その作品と生涯を日本で初めて(そして現在までに唯一)本格的に紹介した2009年の回顧展の図録です。既成の権威や伝統を真っ向から覆すアヴァンギャルドな作風や表現が台頭した20世紀後半、東洋的の精神主義を基盤としたリーチの作風が支配的だった当時のイギリス陶芸界において、簡潔で洗練された手法で独自の美を追求し、陶芸の概念を拡張したコパーの魅力を堪能できる一冊。 〈古本〉 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 2009年初版/ヒュース・テン 227×280×18mm カバーソデに折れあと、カバー角に小傷、文章ページの経年褪色あり(写真ページは問題なし)
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早川義夫 「ラブ・ゼネレーション」
¥2,000
1972年に自由国民社から刊行された、ミュージシャン早川義夫最初のエッセイ集。 1992年にシンコーミュージックから文庫版として再刊され、本書は3度目の発行となる版。中川五郎による文庫版解説、今回の版のためのJOJO広重による解説、早川による最新のあとがきも含む現状の決定版です。 主に1969年から72年、ジャックス解散から本屋を開店する頃までに書かれたエッセイをまとめたもので、当時のフォークシーンやバンドの内情を綴るひりひりした文章から、本屋生活を綴るのんびりした味わいの文章まで並びます。 林静一の装画、羽良多平吉デザインによるポップで繊細な雰囲気の書容も魅力。 〈古本〉 状態:可 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 著者:早川義夫 2011年 / 初版第1刷 / 文遊社 横135×縦195×厚21mm 背表紙やや褪色あり、その他経年並、帯付き
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泉鏡花セレクション Ⅲ.「新柳集」
¥6,600
澁澤龍彦編、小村雪岱装釘・装画の美麗な愛蔵版。1970年代、澁澤龍彦の存命中に企画されながら実現を見なかった幻の選集が、泉鏡花の没後80年を記念して、50年の時を経て刊行。そのつくりの豪華さは、最高峰の幻想小説家・泉鏡花の作品と対峙するのにもっとも贅沢な時間をしつらえてくれます。Ⅰ.「龍蜂集」、Ⅱ.「銀燭集」、Ⅲ.「新柳集」、Ⅳ.「雨談集」で全4冊揃いとなります。 2019年初版/ 発行:国書刊行会 横163×縦230×厚35mm 帯、月報付、絶版 帯にわずかな切れと6函に少し傷み
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泉鏡花セレクション Ⅰ.「龍蜂集」
¥7,700
澁澤龍彦編、小村雪岱装釘・装画の美麗な愛蔵版。1970年代、澁澤龍彦の存命中に企画されながら実現を見なかった幻の選集が、泉鏡花の没後80年を記念して、50年の時を経て刊行。そのつくりの豪華さは、最高峰の幻想小説家・泉鏡花の作品と対峙するのにもっとも贅沢な時間をしつらえてくれます。Ⅱ.「銀燭集」、Ⅲ.「新柳集」、Ⅳ.「雨談集」で全4冊揃いとなります。 2019年初版/ 発行:国書刊行会 横163×縦230×厚38mm 帯、月報付、絶版
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木村一彦・葵航太郎 「オールドノリタケと 国産アンティーク コレクターズガイド」
¥7,000
その繊細なかたち、美しい絵付けは見ているだけでうれしい憧れの品「オールドノリタケ」。これらは現在でも日本を代表する磁器製造会社“ノリタケ”が、明治中期から第二次世界大戦終結までの半世紀余りの間に生産した磁器製品と定義づけられます。その大半は海外輸出のために製造されたものであり、海外でのコレクターや専門書は早くから存在したものの、日本で注目が高まりコレクターが増えたのは90年ごろだそうです。本書はオールドノリタケコレクターのための入門の書にして重要な一冊。フルカラーの豊富な写真で品物を紹介し、裏印の変遷や真贋についても詳細に掲載されています。また、ノリタケ以外の会社についても裏印をはじめページが割かれており、日本の洋食器生産の歴史に触れられます。コレクターでなくとも戦前後の日本でこんな品物がつくられていたとは…と見入ってしまう一冊。 〈古本〉 状態:良 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 木村一彦・葵航太郎 「オールドノリタケと 国産アンティーク コレクターズガイド」 2008年初版/ トンボ出版 経年並、大きな傷みなし
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京都・六曜社三代記 喫茶の一族
¥1,760
京都の老舗喫茶店「六曜社」の創業から現在までを、創業者・奥野實の妻である八重子、三男でシンガソングライターとしても知られる修、修の息子・薫平の三代へのインタビューを中心に綴った三代記。戦後のコーヒー・喫茶店文化の最先端をにない、現在に至るまで名店として支持される店のあり方とその歴史が、当時の時代背景からサービスの方針、経営の内実、家族間の葛藤にいたるまで、かなりあけすけに書かれています。 興味深いのは奥野家の絶対的存在だったという創業者の實氏で、寡黙で凝り性、しかし時代や流行にも対応する機敏さ、経済的感覚のよさもある不思議な人物。このひとを中心に一家総出で店を切り盛りし、やがて成長した息子たちがそれぞれ店に立つようになり、さらに孫の代へと繋がっていく店の物語。まさにたゆたえども沈まず…。 六曜社のような店が戦後に立ち上がり、良い波も悪い波も超えて変わらぬ佇まいで店を続けられているという奇跡のような事実に学ぶことはとても多いと思いました。 〈新刊本〉 発行:京阪神エルマガジン社 / 四六判変型・210ページ / 発売:2020.8.31 / ソフトカバー
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復刻版 星と祭
¥2,530
「星と祭」は、びわ湖の水難事故で娘を亡くした父親が、湖北で地のひとたちが守ってきた十一面観音をめぐりながら、長い年月をかけて娘の死を受け入れていく物語。仏さまの描写、夜のびわ湖に船を浮かべて弔いを終える場面などほんとうに美しく、胸うたれます。 長らく絶版状態で入手が難しかった作品ですが、近江の観音文化を広く知らしめた名作を地元の手で復刊しましょうということで、作品の舞台としても登場する木之本(滋賀県長浜市)の出版社・能美舎さんから2019年刊行された入魂の一冊であります。ぜひ。 〈新刊本〉 著者:井上靖 / 発行:能美舎 / 188mm×130×40mm / 636ページ / 発売:2019.12.13 第2版(2019.10.20 初版)/ ハードカバー
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「JOSEPH CORNELL」
¥7,000
20世紀アメリカを代表するアーティストのひとり、ジョゼフ・コーネルの作品集。死後の1980年にニューヨーク市立近代美術館で開かれた回顧展の際に発行された書籍が内容はそのまま1990年に再発売され、96年再版されたものです。 コーネルの代表作である、箱の中に立体コラージュした作品を中心に、カラー、モノクロの写真でたっぷり収録。繊細で静謐、物語のような美しい作品を堪能できます。キュレーターのKynaston McShineをはじめとする評論も充実しており、英語の読解が必要になりますが、コーネルを知るための基本図書となる一冊です。 〈古本〉 状態:良 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 「JOSEPH CORNELL」 Kynaston McShine The Modern Museum of Art,New York 1990年初版1996年再版/Prestel 本体布装、経年並、絶版、英語
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安西水丸「青インクの東京地図」
¥1,800
1942年東京赤坂生まれ、幼少期を千葉県千倉で育ち、中学校からふたたび東京で過ごした著者が、1986年の1年間「小説現代」に連載したものに3編追加した東京散策エッセイ。深川、赤坂、戸越銀座…友人や家族、同僚や学校の先生など、その時々の思い出とともにすり抜けるように歩き、その感触を綴った15編。軽妙で鋭く、鮮やかな色づかいが印象的な著者のイラストに通じる、鋭利で簡素なスケッチのような文章が魅力的です。 〈古本〉 状態:経年並、絶版 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 発行:講談社 / 1987年
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「分離派建築会100年 建築は芸術か?」
¥5,500
大正時代、西洋の建築を模した様式的で権威的な近代建築ではなく、新しい時代に見合った建築の形を模索した若者たちによる日本最初の近代建築運動「分離派建築会」。 8年間で解散した分離派の活動は、のちには各界で活躍した建築家たちの「若気の至り」の活動のように捉えられ、専門家の間でもあまり重要視されてこなかったようですが、建築において自然や美を追求したその活動は、現在世界からも高く評価される日本の現代建築のルーツと見られ注目されています。 本書は分離派結成から100年の2020年に開催された展覧会の図録です。チラシ、関連図書リストなども付属。 〈古本〉 状態:良 経年劣化ありますが、大きな傷みは見当たりません。帯付き。 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 発行:朝日新聞社 / 2020年
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松永真、デザインの話。+11
¥700
バンダイ、カルビー、西友、カゴメなどの企業ロゴ。スコッティ、ブレンディ、宝カンチューハイなど、時を経ても現役の商品デザイン。ひとびとの記憶に残るシンプルで力強いデザインを数々手がけたグラフィック・デザイナー松永真の、主な仕事の発端から完成までの経緯について赤裸々に綴ったエッセイ。アナログからデジタルへと移行していくなかでも2000年代まで一線の仕事を続けたデザイナーの、静かで熱いメッセージ。著者自装。 〈古本〉 状態:良 帯付き、経年並。 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 発行:ビー・エヌ・エヌ新社 / 130x25x189mm / 2004年
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マレーネ・ディートリッヒ「ディートリッヒのABC」
¥1,000
1920年代のドイツ映画全盛期を代表する女優であり、1930年代からはハリウッドでも活躍した銀幕のスター、マレーネ・ディートリッヒ。彼女が60歳を超えて書いた人生にまつわるABC。「友人、知人、そして…」「料理/食べもの」「都市/国/国民」「花/木/果物」などの分類ごとに、芳醇な人生経験を感じさせる短い言葉が綴られ、ときにこの人が美しい映画女優であったことを忘れさせるような、「ヨーロッパのおばさまのすてきな知恵袋」という風情がよいです。 本文レイアウトもすてきです。 〈古本〉 状態:良 経年並、大きな傷みありません。 ※古本であることをご了承いただける方のみご注文お願いします。返品は受け付けておりません。 発行:フィルムアート社 / 132x20x194mm / 2005年新装改訂版第1刷